「非障害自閉スペクトラム」自閉症ではない?


2017年12月27日読売新聞の記事から。
発達障害で症状が目立たず二次障害も防げた人を障害とは呼ばないと仰っているのですが、どうでしょうか。
生きづらさを感じていることには違いないと思うのですが、どうなんでしょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

発達障害の特性はありますが、「障害」と呼ぶ必要はありません

発達障害の人のうち、症状が目立たず、うつや不安などの二次障害も防ぐことのできた人のことを、何と呼べばいいでしょう。この人たちは、発達障害の特性はありますが、「障害」と呼ぶ必要はありません。

 例えば、自閉スペクトラム症の場合。最後の「症」の字を取ってしまう。私は「自閉スペクトラム」と呼ぶことにしています。障害がないということを強調するために、「非障害自閉スペクトラム」と呼ぶこともあります。

 自閉スペクトラムの人たちのうち、症状が極端に目立つ人は「自閉スペクトラム症」と診断し、医療、特別支援教育、福祉などの支援をしていく必要があります。元々の症状は強くないけれど、二次障害が出てきたために結果として深刻な障害が生じている人もいます。こういう人も「自閉スペクトラム症」として支援の対象になります。

目に見えてないと支援の対象にならないという様な主張に見えてしまうのですが、やはり違和感を持ってしまいますね。

自閉スペクトラム症とADHD(注意欠如・多動症)の重なり合い

また、発達障害では、いくつかの症状が重なり合うことがよくあります。

 例えば、対人関係の問題である「自閉スペクトラム症」と診断されている人の一部は、注意力や集中力の問題である「ADHD(注意欠如・多動症)」とも診断されています。学習の問題である「限局性学習症(学習障害)」と重なることもあります。診断する側は、一つの診断をつけて安心するのではなく、1人の子を様々な側面から診ていく必要があります。

 発達障害は、おそらく何らかの脳の異常によって起きています。決して育て方が悪いから発達障害になるのではありません。しかし、発達障害として生まれてきた後、どんな大人になるのかということには、育て方、育ち方が大きく関係してきます。
発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする