地方公務員安全安全推進協会から「発達障害の職場の理解と支援ガイド」
地方公務員安全安全推進協会というところから、「発達障害の職場の理解と支援ガイド」という冊子が出ています。
サイトの説明によると。
近年、大人になってから発達障害であると分かるケースが増えています。発達障害は原因のすべてがあきらかではありませんが、脳機能のアンバランスさにあるとされています。誰でも得意・不得意はありますが、発達障害の特性ある人はその差が大きいため、日常生活や仕事に困難が生じています。
本書では、発達障害の基本的な知識をはじめ、症状別の対応方法や望ましいとされる支援をわかりやすく解説しています。本書が、現場で働く職員の方々をはじめ、当事者本人への支援の一助となれば幸いです。
監修:早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
梅永 雄二
ということです。
この本の対象としては、地方公務員ということなんでしょうね。
目次を見ると次の様になっています。
〇発達障害の基礎知識
発達障害とは
発達障害の人を理解する
〇発達障害のとらえ方と視点
「理解」から「支援」へのマインドチェンジ
〇特性に応じた支援と配慮
さまざまな事例と支援のポイント
事例:仕事の進め方をサポート
事例:対人関係のトラブル
〇発達障害の人のメンタルへルス
適切な支援で二次障害を防ぐ
体調管理の配慮とメンタルへルス
〇職場の管理者・責任者の役割
特性の把握・支援のための仕組み作り
適材適所はマネジメントの要
職場の理解の重要性
地方公務員に限らず、発達障害の特性があると職場で苦しい思いをすることが多い様です。
そもそも職に就くのも大変ですが、続けて行くのはもっと大変な様です。
この本の目次にある様に、
〇職場の管理者・責任者の役割
が一番重要なのではないでしょうか。
「適材適所はマネジメントの要」とも書いてありますが、発達障害の特性があると困り事は沢山ありますが、地道に一つのことをこなすのが上手いとか細かな点にまで気がつく等の他にはない得意分野もあります。
こういうところをぜひ、見つけてもらって発達障害者だから排除ではなく、一緒に社会を作っていく仲間だと思ってもらい、それぞれの得意分野で貢献していける様になればと思います。